読了: デカルト『方法序説』
あらゆる学問分野において通じる、極める方法論が書かれた本。
まとめると
・その分野における絶対的な公理をまずは探す
・その公理から導き出せる一番簡単なものから潰していき、階段を登るように高みに向かう
・全ての時間を極めたい物事に費やす
一番ためになったのは、第6部で作者がこの本を書くにあたって、名声や富などがいらなかったと述べている箇所。
・全ての時間を極めたい物事に費やす
の補足に近い部分だが、自分の解釈としては
自分軸を持つことが必要。
自己内で満足できる軸を持つと、他者評価を必要としないため、自己満足するために本当に自分がしたいことだけを選択できる
→ゆえに全ての時間を極めたい物事に費やすことができる
現代版だと、他者承認を要さないならSNSとか無駄に開いたりしないよね、って話。(無駄な時間が減り、自分のしたいことにその分の時間を使うことができる)
また、人間はたとえ周りの人間が何らかの手によってプログラミングされてて、理性が与えられていたとしても絶対に気付くことはできない。
ということや
獣と人間とを判別するのはただ理性があるかないかだというようなことが書かれてあり、面白かった。