さとえブログ

ノンフィクション/エモい/現代っ子哲学

サブカル系のファッションをしている女はすぐヤレる

さとえ(@satooooo_e)です。

 

6時起床。

起きてすぐに朝ごはんのパンを頬張り、牛乳で流し込む。洗面所で髪を整え、家を出る前の微妙な時間をTwitterをして過ごし、6時50分に家を出る。家から学校までは遠いのでこの時間に出発しなければ1限に間に合わない。今日は1〜2限まで授業、それからは研究室、夜は友人と飯を食べる予定である。

 

いつもの通学路を歩く。家から駅までは徒歩10分。だが、俺は徒歩7分で着く。この街で1番疾走感があるのは俺。天気は今のところ晴れているが、午後からは雨が降るかもしれないらしい。傘をさす奴は馬鹿だ。通はカッパを着用する。道行く老人に片っ端から挨拶をする。近所ではよく挨拶をする青年として有名らしいが、どうやら頭の弱い人と思っている人も多いようだ。俺は大学生だぞ?

 

駅に着くといつも通りの混みよう。ここの駅は高校3つの最寄りなので朝と夕方はかなり混む。肩で風を切りながらすれ違う高校生をなぎ倒し、ホームに駆け込む。電車が行ってしまいそうだったので、ドアに手を挟んで強引に開ける。車内の人間が俺を不審そうにみているが、一体何なんだ?そういえば、家を出る前に歯を磨いてくるのを忘れた。ところで、明日花キララで抜きたい。

 

朝の満員電車はとてつもなく鬱である。抗うつ剤を飲んでも鬱である。それに、奴隷船の人々は互いの脆さを認め合わない。デブと口臭の酷い奴、空気読めない奴は電車に乗らないでくれ。この時間が圧倒的に嫌いである。大学の授業は椅子に座って寝ていれば良いが、この奴隷船ではスマホをいじることすら許されない。奴隷の関節同士が動作の邪魔をする。ゆえに、脳内で気付きそうな奴にテレパシーを送るくらいしかすることがないのである。

 

ガタンゴトンと揺られに揺られまくり1時間、ようやく大学の最寄りに着く。だがこっからも10分歩く。一般人は13分くらい歩く。やはり俺が1番疾走感あるなあ。小松菜奈中条あやみと1回は付き合ってみたいなあ。そうこう考えているうちに、微妙な傾斜の坂を登り終えると大学に着く。このキャンパスは相変わらずボロい。理系を舐めてんのか?

 

無事に誰にも友達に会わず余計な挨拶をせずに教室のドアを開けると、クソみたいな暑さと湿気が漂ういつもの空間が現れる。空調アホすぎだろ。どこに金かけてんねん。しかも授業もロクな質じゃないし何のために来てるのか本当分かんねえな。ポジティブフィードバック?ボード線図?全く分からん。とりあえずTwitter。適当に嘘をツイートする。飽きる。寝る。

 

次も適当に量子力学の授業を受け、研究室の友人とキャンパス近くの食堂さざんかへ行く。焼肉定食¥550を注文し、最低価格のランチでイキリ散らす。著しい贅沢である。友人はチーズ入りメンチ定食¥600。金持ちか?まあこいつの祖父は市長らしいし金持ってんだろうな......。

 

鍛えた疾走感で5分足らずで焼肉定食を食い尽くし、友人もそれに続いて食い散らかし、亭主に馬鹿デカい声でお礼を言い、手動のドアを出る。次は研究室か?ダルすぎる。そういえば用事は研究室のハードからとあるデータをパクるだけだった。楽勝。

 

本日はもう終了の友人と別れ、研究室に向かう。だが、研究室に行かなさすぎて場所がイマイチ分からない。忘れた。確か13棟か14棟か15棟の3,4,5階だったことは覚えている。いいや、手当たり次第探すか......。まずは上から探す。13棟にも14棟にも15棟にもない。3階か4階かよ......。また20分くらいかけて4階を探す。ない。3階の端から端まで歩いたところでようやく見つかる。見つけにくいんじゃボケ。中では修士課程や博士課程の先輩が戯れているのが見える。しゃーねーからこの人らにハードの使い方聞くか......。

 

いかつめの修士2年の先輩に聞くとすぐに教えてくれたが、その後なんだかんだ雑談に付き合わされる。勉強はできるのか、女はいるのか、等。テンプレトークすぎてつまらない。使うコンドームのメーカーはどこか、口にする言葉の裏では何を考えているのか、大学はいつ辞めたいのか等を聞いて欲しかった。しかし、これは所詮自分のエゴでしかない。というか、修士2年って23歳とかか。平行な目線で話していたが、改めて思うとだいぶ年上の男と俺は話している。年上と話すのにはかなり慣れきっているので気付かなかった。

 

しばらく話していると、修士2年の女が入室してきた。あっ、この人はダルくない方の女の先輩や。しかし、俺に話しかけるとすぐさま内定先の福利厚生でイキリだす。まあダルい......。俺の内定先は小さな会社であるが、確実に見下している風に話してくる。そもそも、一企業に内定を貰えたくらいでなにイキリ出してる?10億稼いでるトレーダーよりこいつは稼いでいない。だが顔が可愛いので許してまた雑談が長引く。丸顔で愛嬌がいいのは嫌いではない。

 

一通り雑談が終わると俺は学部生の居室へ入る。パスコードを入力し、シュタインズゲートの気分を味わい入室する。誰もいない。湿気でムシムシしているので窓を開ける。電気はダルいので点けない。パソコンを立ち上げ、先程教えてもらった通りにショートカットを開く。USBを挿入してデータをパクろうとするが、USBが認識されない。このパソコンやっぱバグってんじゃねえのか?動作が重すぎるし。とりあえずぶっ叩いたら直りそうだから渾身の一撃右フックを食らわす。直らない。イラついて窓から放り投げてやろうかと思ったが、下の人に当たったら可哀想なので踏みとどまる。そうこうしているうちに、同期が入室してくる。電気を点けていないので俺の存在に気付いていない。これぞ真の陰キャラである。彼が電気を点け、ようやく俺の存在を認識する。くだらない挨拶を交わし、俺の隣に着席する。天気の話くらいしかすることがなかったが、適当に話題を見つけて数分間会話する。俺コミュ強すぎるだろ。話題がなくなったところで各々作業に集中する演技をする。30分くらい試行錯誤しているうちに、データをメールの下書きに保存するという神の方法を思いつき、実行。これでできてなかったら終わりだろ。来週発表だっつうのに。だりい。まあ研究室の奴らと仲良くしておくことに越したことはないので、また適当に同期に話しかけ、同期の作業が終わるとともに一緒に途中まで帰る。それにしてもよく話し続くな。俺は会話の達人か?コンサルでもやるか。

 

15:30。家に帰るにも時間がないし、友人との飯まで著しく暇である。図書館の地下で寝るか、ドタキャンするかの二択である。ドタキャンは失礼だから図書館行くか......。でもここで寝ると1日の疾走感が途切れる気がする。まあいい、1つ得るには1つ犠牲にしなければならない。つか午後になったのに雨降ってねえじゃねえか。

 

図書館地下での爆睡を終え、友人には誰にも会わずに大学を出る。17:30。18時渋谷だから普通に間に合わねえわ。LINEをいれる。ハチ公前で待つとのこと。

 

18:10渋谷。地下からハチ公前へと通じるエスカレーターを登る。相変わらずマック赤坂が演説していてクソダルい。とりあえず2ショット頼むか。すみませーん、一緒に写真撮ってください。おっいいよー。あざまーす。はい、チーズ。勿論、中指を立てる。マック赤坂、mother fucker。ハチ公前にたたずむ友人を認める。なんかダルくなってきたな......。やっぱ帰ろう。すまん、やっぱ用事思い出したわ!友人に告げる。

 

気がついた頃には、家のベッドで寝ていた。午前2時30分。1日の予定を消化しても一向に人生の進捗が生まれない無限の喪失感とともに起床。踏切に望遠鏡でもかついで行くか。俺きっしょ。とりあえず心の安寧を取り戻すために財布の中の金を数える。りそな銀行のオンライン口座の金が減っていないことをチェックする。それにしても、こうも一人暮らしというものは切ないものなのだろうか。疲れて眠ってしまったらすぐに次の1日が訪れる生活にも飽きてきた。そういえば、今はダイエットをしているから夕飯を最近食べていないのは好都合か。

 

コンビニでも行ってサラダチキン買ってこようか。