研究室の先輩との就職・人生観に関する会話
さとえ(@satooooo_e)です。
研究室での、いかつめの男のM先輩と女子力高めのI先輩(両方とも修士2年)との会話。
俺「お疲れっすー」
M「おう、お疲れ!そういや就職決まったの?」
俺「はい、一応決まりました」
M「おお!どこになったの?」
俺「コンサルっすけど小さい企業なんで言っても分からないと思います」
M「いいじゃん、教えてよ」
俺「〇〇ってとこです」
M先輩が内定先の企業名で検索をかける......。
M「え、残業時間やばくね?笑」
俺「まあそうっすけど自分の能力上がるならいいかなあと思って」
ここでI先輩が部屋に入って来る。
I「お疲れー。あ、さとえくんいるの?珍しいじゃん!」
俺「いうてIさんも珍しいじゃないすか!(ぶっ○すぞこいつ......)」
M「なんかこいつの内定先超ブラックっぽいよ」
俺「まあ残業時間だけ見るとブラックかもですね」
I「えー。ブラック耐性ある方なの?」
俺「自分のスキルが身につくならいいかなあと」
I「へーすごい。私は残業とか絶対したくない」
俺「割と安定求める派ですか」
I「そーそー!大きいとこでそれなりに働いて人生終えたいからベンチャーとかは絶対行きたくないかな」
俺「へー。俺とは真逆っすね」
I「そうなんだー。ちなみにそこの企業って福利厚生とかって充実してるの?」
俺「福利厚生は大企業並みに整ってます」
I「それならよかったじゃん!何か最強の福利厚生みたいなのないの?」
俺「最強の福利厚生ってなんすか笑」
I「例えばうちだと〇〇から〇〇まで1割くらいの料金で行けるとか」
俺「え、ちなみに内定先どこに決まったんすか?(めんどくせえな......)」
M「こいつ〇〇(某一流企業)だよ」
俺「へー、やばいっすね!(興味ねえ......つか、Mさんのは教えてくれないんだな、聞かないようにしておこう)」
というか、うちの研究室は学問に対して真摯でない修士の先輩が多くいるのだが、軒並み一流企業に就職決まっているのは何故だろう?(しかもそれほど真面目に就活せず、だる〜的なノリで行なっていた)
I「そういえば勤務地ってどこなの?」
俺「中央区っすよ」
I「転勤は?」
俺「ないっす」
I「それはめっちゃいいね!勤務地ってめちゃくちゃ大事だと思う」
俺「それ俺も思いながら就活してました」
M「そういえばさとえって彼女いんの?」
俺「なんなんすか急に.......」
M「いや、前いい感じの子いたって聞いたからどうなったのかなあって思って」
俺「別になんもないっすよ。Mさんはいるんすか?」
M「俺はいないんだよねー」
俺「じゃあ今度どっか探しに行きましょうよ」
M「いいねー。そういやIは最近別れたんだっけ?」
I「うるさいなあ。どうだっていいでしょ」
俺「そうだったんすか......。まあ結婚前提とかじゃない限り大丈夫っすよ」
I「実際社会人になってからすぐ結婚するのとかどうかと思うよね」
俺「まず経済的にキツそうっすもんね」
I「うん」
俺「社会出てから何年目くらいが丁度いいんすかね?」
I「うーん。3年くらいがいいんじゃないかなあ」
俺「やっぱそのくらいっすよね......」
場が重い空気になり、白けてきたので帰ることを決意。逃げるは恥だが役に立つ。
俺「あ、じゃあ俺そろそろ帰るんでー」
M, I「お疲れー」
構内を出て最寄りまで歩く途中、進路決定や結婚などを重いものとして捉えてる人たちが多いなあと何となく考えた。とりあえずやってみて自分に合わないと思ったら0からやり直すのではダメなのだろうか。
しかし初夏の生暖かい夜風は、将来への漠然とした不安を掻き立てるのに十分だった。