さとえブログ

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投資と消費〜日常選択の効率化〜

こんにちは。さとえ(@satoe_chan_)です。

気候も暖かくなってきた頃合いですが、今回は投資と消費の概念について書いていきます。

 

 

はじめに 

最近、仮想通貨の暴落がメディアで大きく取り上げられたり、自分の周りでも仮想通貨や株を始める人が増えたりと、投資が身近なものになりつつあると実感しています。

 

そこで、今回は僕の考えている投資と、それの対義語に値する消費の概念について皆様と共有できれば、と思います。

 

 

 

投資について

『投資とは、将来の収益増加の期待から生産能力を増加させること。また広義には収益を期待して資金を支出することもいう。』

 

投資とは簡単に言えば、時間やお金を将来性のあるものに使うことです。

例えば、読み終えたら役に立ちそうな本を時間をかけて読むことは投資です。将来価格が上がりそうな仮想通貨を安い値段で買うことも投資です。

 

一般的に後者の例の方が投資であるとイメージされますが、お金が絡まなくても、日常的な選択、つまりは時間を何に使うか、という時に投資の概念が発生します。

その時に、これに時間を使えば将来的にかけた時間以上のリターンが得られる、と考えて行動することが投資です。

例えば、エクセルの計算を一々行うより、関数を覚えて計算した方が早いです。

関数を覚えることに時間をかけることによって、将来的には一々計算を行い続けた場合より時間を浮かせることができます。

 

 

 

消費について

『消費とは、人間の欲望を満たすために物財を費やす行為。』

 

消費は、投資とは正反対の概念で、将来性が期待できるものよりも、目の前の欲求に従って時間やお金を使うことを言います。 

例えば、1000円持っていたとしたら、将来性のある仮想通貨を買うのが投資で、ケーキを3つ買うのが消費です。

仮想通貨に使った1000円は将来1500円になる可能性がありますが(もちろん500円になる可能性もあります)、ケーキに使った1000円は欲求を満たす為だけに使われ、後には何も残りません。

 

 

投資と消費のバランス

上で述べてきたことを考えると、理論的にはとにかく投資だけしてれば良い、と思われるかもしれませんが、人間というものは欲求をできるだけ満たしたい生き物なので、そう簡単にはいきません。

それを考慮すると、投資と消費のバランスが重要であることに思い至ります。

そこで、私たちの日常生活の中で投資か消費かの選択が行われる場面をみていきましょう。

 

外食の際に、自分が食べたいものを食べるか、それともカロリーが少ないものや栄養バランスが取れているものを食べるか、というシーンが挙げられます。

ダイエットをしている人であれば後者を選択しやすいですが、比較的健康な体つきの人であれば前者を選択する割合が高いのではないでしょうか。しかし、前者を選んだとしても10年後の自分を作るのは現在の食生活であったりするので、できるだけ後者を選択するのが将来的には望ましいです。

 

そこで考え付いたのが、数回に1回、消費的行動を選択し、徐々にその割合を減らしていく、ということです。

これは僕が実感したことなのですが、消費的行動を徐々に減らしていくことによって、限りなく最適な、投資的な思考を築きあげることができます。これ自体も、”消費的行動を徐々に減らしていく”という投資なのです。

筋トレをする日を最初は1週間に1日に設定し、これを愚直に続けていれば、最初から2日に1回やろうと意気込むよりかは、最終的には2日に1回のペースで続きやすくなります。

 

ここで何が大切であるのかというと、成果が目に見えて現れなくても物事を継続する力です。そもそも、消費をしやすい人というのは、物事の結果がすぐに出る方を選択する傾向にあります。

物事の結果がすぐに出ずとも、雪玉をゆっくりと転がしていく感覚で投資をし続ければ、最初から大きな雪玉を作るよりも、将来的には綺麗な、壊れにくい大きな雪玉が出来上がることでしょう。

 

投資というのは時間先行有利なので、できるだけ若いうちからこの概念を身につけた方が強いと思います。