就職するために勉強してきた訳じゃねえ
さとえ(@satoe_chan_)です。
先日、とある人からこんなことを言われた。
「せっかく勉強してきたのに就活を真面目にやらないのは勿体無い」
この台詞に対する反論、つまりは完全なる私的散文をここに掲載する。
まず、「せっかく勉強してきた」という点。
普通、せっかく〇〇してきたというのは、目的ありきで何かをしてきたという意味合いで使われる台詞である。別に俺は目的があって勉強していた訳ではないし、勉強してきた理由としては第一に知的好奇心を満たしたかったから、第二に人と競争するのが好きだったから、第三に気づいたら乗せられていたからである。なので就職のために勉強してきた訳ではない。勉強という軌道上に就活というものが勝手に向こうから絡んで来ただけである。無視をする権利くらいこちらにもある。
次に、「就活を真面目にやらない」という点。
この台詞を何の躊躇いもなしに俺に放ってきた人物は就活に限らず、何事も真面目にやりすぎると死ぬということを理解していない。つまりは、人生経験が浅すぎる。体は死なずとも感情が死ぬ。特に就活なんてものはモロに人生の進路を決める場面であり、ここで真面目になりすぎたら後で燃え尽きてしまうという可能性を想像したこともないのだろう。人生なんて流されるままに流されて人が拘らないところで本気を出す以外に面白みはない。そう、我々の義務は楽しむことである。
最後に、「勿体無い」という点。
確かに、1人の人間が新卒として扱われる期間は短いので勿体無いのかもしれないが、そもそも就職することは人生のゴールではない。むしろ、人生全体を通して何を成し遂げたか、誰に出会ったか、どのような思考を身につけたかの方が著しく重要である。別に就職を真面目にやらないのが勿体無くはない。自分のやりたくないことに時間を割く方が遥かに勿体無い。
......。
誰だってこんな気持ち悪い文章は書けるものである。