さとえブログ

ノンフィクション/エモい/現代っ子哲学

都内グルメ10選

さとえです。

 

これが記念すべき100記事目で、Twitterで結構前にアンケートを取った結果都内グルメ記事を書いて欲しいとの声が最も多かったので書きます。

https://twitter.com/satooooo_e/status/1402831708211187716?s=21

 

都内の飲食店は結構巡っている方だと思うので、どこ行っても美味しい自信はあります。

値段等は考慮せず全て味で決めていますが、コスパの良い飲食店が中心です。

Twitterにも #さとえ飯 というハッシュタグB級グルメを紹介していますが、そちらとは被らないように紹介しています。(#さとえ飯 も妥協せず選んでるので美味い店ばかりです)

 

時短営業の影響による営業時間は把握していませんが、分かる範囲内で書きます。

 

また、1つ1つの店に少しながら思い出があるので飯情報と同時に載せてます。

では早速。

 

 

1. REIS KEBAB(新宿)

ケバブサンド 300円

レイスケバブ 新宿店 (REIS KEBAB) - 西武新宿/トルコ料理 | 食べログ

 

時短営業に影響されず24時間空いてる、歌舞伎町にあるケバブ屋。

値段は300円と、把握している限り都内で一番安い。しかし、量は多く味も普通に美味い。

ソースは甘辛、中辛、大空、激辛、照り焼き、ヨーグルト&ガーリックと6種類から選べる。中辛ですら若干辛い。

 

さとえは新宿で夜を明かした際、小腹が空いたら毎回ここに行く。クラブ帰りに食いつきの高い女から奢ってもらうのに丁度良い値段なので結構奢らせてます。複数人で連れ出した際に食うケバブは美味い。

また、この間Twitterの友達と度胸試し的な感じで激辛を頼んだが、辛いというよりは痛かった。辛さがずっと舌に残るような痛みで、水を飲みまくっても持続する。パック牛乳を1本飲んでようやく回復した。そのフォロワーは水もロクに飲まずに「これいけるわ!」とか言いながら食っててウケた。

しかし、その人と別の激辛料理屋に行った際にまたも度胸試して激辛メニューを頼んだ時は俺の方がその料理に強く、友達はとても辛そうにしていた。

人によって得意な辛さは違うんだなあと体感した出来事だった。

 

 

2. 貝麺みかわ(下北沢)

貝白湯ラーメン 900円

貝麺 みかわ - 下北沢/ラーメン | 食べログ

 

下北沢にある貝系のラーメン屋。

鶏白湯は聞いたことある人が多いだろうが、貝白湯は聞いたことない人が多いと思う。ハマグリ等の貝をベースに出汁を取ったさっぱり系のラーメンで、めちゃくちゃ美味い。さっぱり系ラーメンの中では都内一。

 

店主は元々福岡の高級ホテルの日本料理店のシェフで、和に対するこだわりがふんだんに感じられる。

このラーメン、全体的に美味しいのだが、3種のチャーシューが抜群に美味い。鶏、スモーク鶏、豚(たしか)のチャーシュー3種で、今まで食べたラーメンのチャーシューの中で一番美味い。スープも美味しく、さとえは毎回完飲している。

 

さとえは気に入った女の子をよくここに連れてきて一緒に食べる。この間も一緒に来て食べさせたら、「今まで食べたラーメンの中で一番美味しい!」と言っていた。食の価値観が合うって大事ですよね。

貝系やさっぱり系のラーメンが好きな人は是非。

 

 

3. 友誼食府(池袋)

定食で650円~750円くらい

現地中華】池袋中華フードコートで葱油麺と烤麸いただく【友誼商店・友誼食府】 - びっくり小籠包のゆるゆる日記

 

池袋の雑居ビル4階にある、中華系の店4店舗くらいが集まった小さなフードコート。時短営業期間でも22時まで空いている。

エレベーターの扉が開き足を踏み入れた瞬間、「ここは中国か?」と思うほどに異国な店内。

密集している店は普通の中華の店、四川風の店、台湾料理の店等、全て違ったテイストだが中華系の店という点は共通している。どの店もあまりメニューが被っていないので色々な中華系の食べ物が食べられる。

 

さとえは回鍋肉定食と小籠包、酸菜包というものを食べた。

ここの回鍋肉は他の店のものとは全く違う。通常、回鍋肉というとタレで味付けしてあるものが多いが、この店は香辛料を中心に味付けしてある。所謂、四川風回鍋肉である。水気はあまりなく、その代わりにスパイス味が強い。これがめちゃくちゃ美味い。

小籠包も安定して美味しく、酸菜包は初めて食べたがこれも馬鹿美味い。酸っぱい味付けの餃子みたいなもので、普通の餃子よりも美味しかった。

 

ここの店には友達の引っ越し手伝いの後に打ち上げとして行ったが、軽く中華パーティみたいな感じで楽しかった。店員もめちゃくちゃ愛想がいいので気負わずに是非行ってみてください。

 

 

4. 龍朋(神楽坂)

炒飯 770円

龍朋 (りゅうほう) - 神楽坂/中華料理 | 食べログ

 

神楽坂にある町中華

なんてったってここは炒飯が美味い。東京で一番美味い炒飯と称されることもある。濃い目に味付けされたしっとり系の炒飯で、ザ・町中華といった感じ。また、鶏チャーシューも美味いので是非炒飯と一緒に食べて欲しい。量も結構あってコスパがいい。

 

さとえはここに行きたすぎてわざわざ神楽坂まで出向き、一人で行った。当時は何もかも上手くいかない時期だったがここの落ち着く味と愛想が良いのか悪いのか分からない外人の店員に元気を貰った。そんな思い出がある。友達を連れてまたここに来たい。

 

生姜ラーメン(冬限定?)も美味しいらしく気になっているので、次行った時は食べたい。

 

 

5. ホルモン屋 だん(新橋)

1人あたり3000円前後

ホルモン屋 だん 新橋総本店 (ホルモンヤ ダン) - 新橋/ホルモン/ネット予約可 | 食べログ

 

新橋にあるホルモン屋。

計3店舗くらい新橋にあって、さとえは総本店に行きました。

サラリーマンの街新橋の奥まったところにある肉と煙と酒が似合うホルモン屋で、どれを頼んでもハズレはない。

中でも抜群の美味さを誇るのが、店の名物であるバターレバー。

網の上に置いたカップの中でバターをたっぷりと溶かしてその中にレバーを付けて食べる。舌が踊り酒が進む。めちゃくちゃ美味い。レバーの概念を根底から覆されるような感じで、普段食べているレバーとは違ったものとなる。

 

さとえは、Twitterのフォロワーとここに行ったことがある。1回会ったことある人で、1回目は御馳走してもらってしまっていたので2回目は俺がいい店を選んで飲もうと意気込んでここに決めた。結果、楽しそうにしてくれていたので良かった。

 

食べログにいい感じのクーポンが載っていることがあるのでチェックしてからお店に向かってください。ちなみに、クーポンは何故か印刷する必要がある。

 

 

6. 森川(東銀座)

究極の親子丼 1100円

森川」 銀座2丁目 その① 東銀座の隠れ家で味わう「究極の親子丼」 - 銀座・有楽町 ランチ

 

東銀座にある揚鶏と水炊きの店。

東銀座の閑静な通りを少し入ったところにある、荘厳感ある外観の鶏料理屋。内装はシックな感じで誰と行っても落ち着く。外観からして初見で入るのに少し勇気が必要だが、入ってみると談笑してる客とかも全然いるので余裕で入っちゃってOK。

 

この店では究極の親子丼が食べられる。噛み応えがあるが硬すぎない鶏肉ととろんとした卵、そしてあったかい白米が奏でるハーモニー。めちゃくちゃ美味い。なか卯が食べられなくなるので注意。

量はそれなりにあるが、足りなかったら鶏唐揚げ三種盛りを是非頼んで欲しい。全ての鶏唐揚げが違ったベクトルで美味い。都内で鶏を食べたくなったらここ。

 

さとえは、3つ目に紹介した友誼食府に一緒に行った友達とここに行った。さとえの引越しを手伝ってくれたお礼の食事だった。最初は新富町にある高級寿司のランチに行こうと思っていたが、行列で断念。結果的に、こっちに来てめちゃくちゃ正解だったという思い出がある。

 

 

7. うどん山長(恵比寿)

山長うどん 1000円くらい

うどん 山長 - 恵比寿、うどん 山長の写真 - トリップアドバイザー

恵比寿の広尾側にあるうどん屋

創業安政元年の山長商店から派生した店。ここのうどんは、ダシが効いててめちゃくちゃ美味い。つゆを水筒に入れて持ち運びたいレベル。更に、(確か)大盛り無料、月替りご飯おかわり自由と高コスパの側面がある。

そして、うどんのつゆをご飯にかけて食べるとお茶漬けのようになり最高に美味い。

 

ラーメンと違って、うどんはヘルシーなので健康志向の方には是非この店に行って欲しい。さとえはランチタイムに来店したが、隣で恵比寿OLの話を聞きながら啜るうどんはなんだか自分が本格的に社会人になった気がしてエモかった。恵比寿はサラリーマンの街という意味では新橋とは共通しているが、恵比寿の方が年齢層が若くお洒落なので、若い人にとっては身近で面白い話が聞けるかもしれない。

 

 

8. プングム(新大久保)

ランチ韓国料理食べ放題 1000円くらい

新大久保 プングム本店-WOW新大久保

 

新大久保駅から少し歩いたところにある韓国料理屋。

まず、前提として新大久保にある韓国料理屋はどこに行っても美味い。ハズレが存在しない。

しかし、韓国料理は一皿の量が多いが故に値段が高い。基本的に、一皿を2人でシェアする形で食べるのが普通だと思う。

 

この店のランチは違う。1人1000円ほどで韓国料理の食べ放題ができる。トッポギ、チゲ、キンパ、豚肉......と粗方の韓国料理は揃っており(多分20種類くらいある)、どれも勿論美味い。店の中も綺麗なので、デートでも、友達とのご飯でも、1人でも全然使える。非常にさとえおすすめの一店。ちなみに、夜は行ったことないので分からないです。

 

さとえはこの店に元カノと来たことがある。店内上部のモニターではk-popのMVが流れているのだが、TwiceのFANCYが流れているのをずっと眺めていたら嫉妬されて怒られ、何でこれごときで?と思ったのを覚えている。もう別れてしまったが、今となってはいい思い出で、懐かしい。

 

 

9. 東京バンビ(新小岩)

チーズバーガー 1150円

東京バンビ [新小岩] のチーズバーガー: ハンバーガーストリート (ブログ版)

 

新小岩の商店街を進み、少し曲がったところにあるハンバーガー屋。

さとえは都内のハンバーガーを結構食べてきたが、この店のハンバーガーが一番美味い。何が美味いかと言うと、肉がとにかくジューシーなのだ。更にその上から覆い被さるとろけたチーズ。例えるなら、小籠包を一噛みしたあの瞬間の上位互換が無限に続く感じ。ハンバーガー好きならこの店に行かない手はない。

また、何気に付属のポテトもめちゃくちゃ美味い。そこら辺のポテトとは格が違うレベルで美味い。

 

店内はバーのような作りで、お洒落だけどシンプルな内装。無印良品ヴィレッジヴァンガードを足して割った感じ。カウンターにはケチャップとマスタードが備えられていて自由に使える。東京の東の外れにありますがハンバーガーとかB級グルメ好きな方は是非行ってみてください。

 

さとえはTinderで出会ったメイドの女の子にこの店を紹介されて行った。そのメイドはタピオカ屋の店員で、家庭環境が悪くそれから逃避するかのようにサンリオのヘアピンを付けていたりしていてゆるふわな感じだったが、この店を紹介されてから俺は彼女を信頼するようになった。今思い返すとゆるふわなのは見た目で、中身は意外としっかりしていたように思えてきた。人は見た目で判断してはならない。

 

 

10. かにチャーハンの店(渋谷)

かにかにチャーハン 800円くらい

夜ごはんin渋谷『かにチャーハンのお店/かにかにチャーハン』 | ほねつきかるべの公式ブログ

 

渋谷センター街のど真ん中にあるかにチャーハン専門店。

この店は珍しいかにチャーハン専門店で、かにチャーハンの種類が10種類くらいある。

ほぼほぼ食べたが、どれもかにとチャーハンが絶妙にマッチしていて美味しい。近所にあったら週7で通いたいレベル。しかも全て良心的な値段。追い討ちをかけるようにかにの味噌汁も付いてくる。美味い。

渋谷に行ったことある人でもこの店を知らない人は意外と多い。隠れた名店である。友達や恋人を連れて行っても間違いなく喜ばれる。さとえは3人ほど地元の友達を連れて行ったが全員めちゃくちゃ美味しいと言っていた。

 

初めは大学の友達に連れられてここに来た。「この間テレビでやってて芸能人も通ってるらしいから行ってみようよ」との誘い文句で、味に関しては半信半疑だったが、その疑念もかにチャーハンを口にした瞬間に晴れた。その時に感じた美味さを今も覚えている。懐かしい。

 

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以上で、都内グルメ10選の紹介を終わりにします。上から順に美味いとかでなく全部めちゃくちゃ美味いのでまずは一番行きやすい店から行ってみてはどうでしょう。

そして、実際に行ったら報告していただけるとめっちゃ嬉しいです。

赤坂のバー嬢

4月某日

 

仕事が終わって家に帰り、身なりを整えて歌舞伎町に行く。

 

東口広場を抜け、緊急事態の中無点灯のアルタを横目にスカウト通りを歩き、歌舞伎町の横断歩道が青になるのを待つ。

 

愛などないこの街で一体自分は何を探しているのだろうか?そんな思いをいつも抱えたまま乗り込む。半分ルーティン作業になりつつある。

 

いつも通り女の子に声をかける。

 

WARP前。数声かけ目で新大久保側に歩いている途中の女の子に交番前あたりで声をかけると、好反応。

 

ボブに近いセミロングの茶髪、大きな目。Tシャツっぽいインナーにライダース。可愛い系の美人。そしてよく見ると、Gカップくらいある胸。エロい。

 

「いやー、今日めっちゃ寒いですね。日中暑いかと思ったら夜めっちゃ寒いみたいな」

 

このオープンフレーズに最近ハマっている。

 

『は、はいそうですね笑』

 

「今からどこに行くんですか、飲みに行くの?」

 

『いや、買い物してもう帰ろうかなと』

 

「あー、家新大久保とかそこら辺か!」

 

『そうです、北新宿の辺りで』

 

「じゃあ結構近いね!まだ時間あるでしょ、俺飲み帰りで不完全燃焼だから今から飲み行こ」

 

『それはちょっと......』

 

ここから少し粘るも期待薄。

 

「分かった、今日が駄目なら今度普通にご飯行こうよ」

 

『それならいいですよ』

 

「おっけい、そしたら今度ね!LINE教えて」

 

粘りのドアインザフェイスが功を制したようで、LINE交換に応じてくれる。

 

相手の反応を見つつ、ここからもう少しだけいけそうと判断。

 

「じゃあ今日程決めとこ」

 

『いいですけど、ゴールデンウィーク地元に帰るのでかなり先になっちゃいますよ』

 

なんだか望み薄な気がしてきた。

 

一応、ゴールデンウィーク明けにご飯の約束を取り付けて、少し世間話をしてから解散。赤坂のバーで働いており、年齢はさとえの一個年上。地元は大阪で上京してきて半年という。だから擦れた感じがあまりしなかったのか。

 

 

5月某日

 

クラブに行ったり、他の女の子と遊んだりして充実したゴールデンウィークを過ごしていると一件のLINEが。バー子からだった。

 

『そういえば、〇〇日どこ行くんですかー?』

 

「新宿で一番美味しいうどん屋さん連れて行ってあげる!」

 

『可愛い笑、楽しみにしてるね!』

 

「はーい!」

 

可愛いなんて言われて、謎に食いつきが高まっている気がする。あえて一通もLINEをしなかったからだろうか。形態は聞かなかったが、バーに勤務しているということはそれなりに男性への接待が行われるわけで、そういった男性からはしょっちゅう連絡が来ててもおかしくない。差別化になったのだろうか。

 

 

約束当日

 

彼女から時間より早めに着いているとの連絡が来た。悪くはない。

 

アルタ前。何度ここで女性との待ち合わせをしただろう。いつも通り堂々とした姿勢で向かう。

 

「久しぶり!」

 

『久しぶりだね〜』

 

薄いインナーにカーディガン。胸元が少しはだけていて谷間が視認できる。今日はここを0.1秒たりとも見てはいけないと己に言い聞かせる。他の男と同様、格下に思われるから。

 

道中。

 

『今日どこ行くのー?』

 

さとえが提案したうどん屋は、定番中の定番のうどん屋だった。いつも通り、ホテルへの距離が近く雰囲気がいいうどん屋。だが、彼女はそのうどん屋を知っており、実際にも行ったことがあった。

 

暗雲が立ち込めたかと思ったが、逆のトークをした。

あえて、笑わせにかかった。

 

「えー、マジか!絶対知らないと思ってたのに」

 

『いや知ってるよ笑、大阪にもあるで笑』

 

「まあそこはご愛嬌ということで笑」

 

『まあ、好きだからいいよ笑』

 

乗り切った。

 

 

うどん屋

 

飲食店では、お互いにマスクを外す瞬間がある。今でも色々な意味で緊張する。

 

彼女がマスクを外す。

 

綺麗な歯並び、整ったEライン。シャープな輪郭、もちもちとした肌。大当たりだった。

 

うどんを食べながら一通り雑談を終えて

 

「そういえば、バーで働いてるって言ってたけどなんかガルバ的なとこ?」

 

『ううん、アフターバーってとこで深夜から早朝にかけてやってるとこ』

 

「へー、そうなんだ。仕事楽しい?」

 

『うん、楽しいよ!従業員みんな優しいし』

 

「そうなんや、いじめられたりとかしてない?笑」

 

『全然してないよ!笑』

 

仕事、家庭環境、人間関係と一通り話すが、あることに気づく。この子には、付け入る隙がない。全て上手くこなしている。

 

残りは恋愛トーク。ここで適当に当てずっぽうを言ってみる。

 

「なんか、ストーカーされそうな顔してるよね」

 

『どういうこと笑』

 

「元彼と別れた後ストーカーされて家の前まで来られてそうな顔してる笑」

 

『えっ......怖いんだけど』

 

「図星?」

 

『うん、過去にそういうことがあってね』

 

当たった。自分の第六感を称えた。

 

そこから彼女は堰を切ったように恋愛について教えてくれた。付き合ってもあんまり長続きしたことがないこと、可愛い年下系が好きなこと、人生で一番好きだった人は元彼でなく偶然飲みの席であって数回しか会っていない異性であること......。

 

普段聞き役に回ることが多いと言っていた彼女だったが、気付いたらさとえが聞き役になっていた。もう和みフェーズの終了材料は十分だった。

 

「行こっか」

 

盛り上がってきたタイミングで彼女の話を遮り、店を出る。入店時には降っていなかった小雨。

 

向かう先は。

 

「雨降ってきたから傘買っていい?コンビニ行こ」

 

『いいよ〜』

 

コンビニに入る。

 

「あと一緒に少し飲みたいからお酒買ってどっかで飲もう」

 

『どこで飲むの?』

 

「なんか適当に見つけてさ」

 

『う〜ん、いいよ』

 

若干の躊躇が見られるも物怖じせずに堂々と振る舞う。二本の缶チューハイじゃがりこ、そして傘を買ってコンビニを出る。出る直前、さとえが傘を持っていることに気づかずにそのまま退店しようとしたところを店員に止められ、会計すると言ったハプニングが発生して二人で笑い盛り上がった。

 

「こっち行こ」

 

いつも通り足を進める。

 

ホテル前。

 

「ここ入ろう」

 

『えっ?私行かないよ』

 

さとえの目を見てはっきりと言う。

 

「大丈夫、飲むだけで何もしないから」

 

強引に入ろうとする。

 

『えー、本当に入るの......』

 

「うん、大丈夫」

 

手を引っ張って入店し、エレベーターに乗る。乗っている間、そして部屋の前までも彼女は躊躇していた。その度に、大丈夫、大丈夫と伝えて優しさ重視で何とか部屋に入る。

 

ソファに二人して腰掛け、宣言通りお酒を開けて乾杯する。さとえは檸檬堂、彼女はほろよい。正直、もう今日は本当に飲むだけでも良いかと思ってしまっていた。そのため、楽しむ目的であえて度数の高い檸檬堂を購入した。

 

部屋に入った後は、一切手を出す素振りを見せずに彼女と和み直すことに徹した。地元大阪の話、幼少期から今までの話、仲の良い友達の話。普段は何をして過ごしているかについての深掘り、さとえの自己開示によるその応酬。

 

彼女が話すのがゆっくりなこともあったせいか、気付いたら2時間経っていた。

 

ここで勝負に出る。

 

「さっき甘えられる方が好きって言ってたけどさ、いっぱい話してくれるしどちらかと言うと甘える方が好きでしょ?」

 

女はいつの時代だって強い男に従う。

 

『えー、甘えるのはあんまやったことないから分からん笑』

 

「じゃあ試しに甘えてみていいよ、おいで」

 

彼女の肩を抱き寄せ、さとえの肩に彼女の頭をもたれかけさせる。

 

あれだけ甘えられる方がいいって言ってたのに甘えてくる彼女。可愛い。

 

顔を近づけ、唇を重ねようとする。

 

グダ。

 

何故?

 

正確には、唇は触れてくれるが、一切自分からはしようとしない。キスだけはNGなパターンかもしれない。

 

こういう場合は、女の子を動かす。

 

「ねえ、一回立ってみて」

 

『え、なんで』

 

「いいから」

 

手を引っ張り、立たせる。

 

抱きしめる。

 

身長差が丁度いいとかいいつつ、抱きしめてから再度手を引っ張りベッドまで誘導する。来てくれる。

 

押し倒す。

 

再度キスを試みるも、してくれない。

 

ならば。

 

「俺も少し甘えたい」

 

胸に顔を埋める。ここまで一切見てこなかった分、ここで発散する。

 

顔がほとんど埋まってしまう。推定Hはある。

 

しばらくそうしていると、彼女から母性を引き出すことに成功したようで頭を撫でてくれる。

 

再度キス。

 

グダ。

 

身体を抱きしめる。

 

身体の他の部分を触る。

 

『ねぇ......やめて』

 

「俺のこと嫌いなの?」

 

『そう言う訳じゃないけど......』

 

引かずに攻め直す。

 

グダ。

 

「今日うどん屋で話しててさ、下心とか抜きで本当にいい子だなと思ったからもっと一緒にいたい」

 

『それは嬉しいけど......』

 

また攻める。

 

グダ。

 

もうこうなったら仕方がない。彼女がそういうことをしたくないなら、引くしかない。

 

「分かった。帰ろっか」

 

『え......?』

 

「早く、もう今日は帰ろ笑」

 

『う、うん......』

 

何故か帰ろうとしない彼女。

 

「どうしたん、帰らないの?」

 

『私、どうしたらいいか分からない』

 

決まった。

 

「おいで。俺に任せて」

 

キス。

 

受け入れられる。

 

脱がす。

 

あれだけ目を逸らし続けていたものが目の前に顕になる。

 

男として生きててよかった。

 

そこからは二人で混ざり合う。

 

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事後

 

「意外と可愛いところあるじゃん」

 

『ううん......』

 

彼女は、何かパッとしない様子だった。しかし、着いてきてくれた。さとえに身を委ねてくれた。

 

後悔させたくなかった。

 

とりあえず抱きしめ、本当に好きな人にしか見せない態度をする。というか、心からいいと思った人にしかできない態度。事後も1時間ほど一緒に飲み、彼女優先で楽しませ、部屋を出、店自体を出て歌舞伎町を二人で歩いて帰るときも紳士的なエスコートは欠かさずに、同時に会話で安心感や少しのユーモアを付け加える。

 

歌舞伎町交番前。二人が出会ったところだ。

 

「家、あっちでしょ?俺あっちだから、また今度ね!」

 

『うん』

 

彼女は繋いだ手を中々離してくれない。精神的に満たされる瞬間。

 

彼女のマスクを外して、次いで自分のマスクも外して、ゆっくりと長めのキス。

 

「またね」

 

『なんか恥ずかしい笑、またね』

 

久しぶりに、満たされる帰路だった。

 

その日の夜、彼女から一通のLINEが来る。

 

『今日はうどん美味しかったし、めっちゃ楽しかったよ!本当にありがとね!』

 

美女はいいと思った人に対してはものすごく一途であることを改めて痛感する。それに対して、微妙な容姿の子はイケメンを取っ替え引っ替えしているが故に人に対して情がない子が多い。さとえは性格的な面も含めて前者が好きだ。

 

本当に彼女のことをいいと思ったので、美女同様、駆け引きなどせずすぐに返信した。

 

「今度、連れて行きたい場所あるから行こうよ」

 

『どんな所?』

 

「海みたいなとこで結構いい所!」

 

さとえが本当にいいと思った人にしか教えたくない場所。ここはうどん屋と違って絶対に知っている筈がない。

 

『行きたい!楽しみや〜』

 

彼女と一緒に、東京の夜景を海越しに見渡せる、誰も知らない場所に行ったのはまた後日の話。

決意表明

物事は、時間をかけて極めようとすると必ず孤独なもので、つまらなく感じる。同じことの繰り返し。泣きたくなるような時だってある。俺は観客でなくいつでも演者側に回りたい。

 

一番じゃなきゃ決して満足しない。駄目。そのためには1に行動。続けられるようにリスク管理もしながら。しかし、時に大胆な行動が必要となる。俺は大胆な行動しかしてこなかった。

 

一番じゃなきゃ駄目。二番目以下だったら死んだほうがマシだ。この負けず嫌いな性格は生まれてから治らないし、治すつもりもない。努力の才能があると思っているからだ。

 

人生において大切なものは何だ?仲間。恋愛。金。余裕。全部大事。

 

仲間。これは絶対に失ってはいけないし売ってはいけない。裏切るなんてもってのほか。小中高大の仲間。東京に出てきてから出会った仲間。一番になるために共に支えあったり切磋琢磨できる仲間は特に大切だ。

ただ、時を経るごとに価値観が変化し合わなくなってしまう仲間がいる。お別れの時だ。俺は俺で自分が一番大切だから合わない人とは合うことがない。距離を置く。また現れる孤独。

 

恋愛。人生において一番甘い経験。重要度はもちろん高い。ただ、悲しいことに俺は恋愛ができなくなってしまった。女を信用していないからである。自分が一番でないと気が済まないが、一生一番に想ってくれる子は残念ながら存在しない。未婚が最強の選択肢。美女を手に入れるのは他の人間にマウントを取るため。最強の雄としての証でしかない。

だが、俺は可能性を信じたい。どこかに、完全に信頼できる子がいる筈である。その子を見つけ出したい。見つからないかもしれない。それでも人生を賭けたい。20代のうちに。

 

金。金がないと何も始まらない。と同時に、これも他の人間にマウントを取る道具として使える。25歳で渋谷、歌舞伎町を中心とした女遊びをやめた後は仕事に力を入れる。個人ビジネスに可処理時間を費やす。

元々、裕福な家庭でなかったし親も俺に金をかけてくれなかったが、親に負い目を負わないために今まで費やしてきてくれた額を稼いで返済したい。そしてその後はビジネスに取り組んで自らのスペックを上げる。この活動はまだ力を入れたことがないので分からないが、一つ言えることは孤独ということである。

 

余裕。全てを手に入れた安堵感から来る余裕。しかし、全てを手に入れたとしても俺は一向に満足していないと思う。何歳の時からかは忘れたが、常に焦燥感に駆られている。焦る。自分が休んでいる間に人が何かを成し遂げている。寝ていられなくなる。一般的に、良好な家庭環境で育ってきた人は過程を楽しめる正しい努力家になるが、俺はそうではない。では、酷な家庭環境だとどうなるか?復讐のために努力をする人間になってしまう。マウントを取るため。親を見返すため。欠点をなくすため。完璧な人間になるため。何もしていない時間が一秒でもあれば不安を感じる。

 

一番じゃなきゃ駄目だ。二番目以下は価値がない。この世の不利益は全て当人の能力不足。

 

最近、こう思うようになった。俺は別に世界の一番になりたいとは言ってない。日本でもない。周りの人間の中でもない。自分の中の一番になればいい。認められない環境で育った分、自分で自分を認めてあげたい。いつかそんな日が来るのを目指している。そのために、今は周りを出し抜いて一番になる意気込みで、本気で時間を捧げていくしかないのである。

左利きの女は下手な傾向にある/マッチングアプリ帰りの女

某日

 

友人と渋谷の某クラブにin。

 

鬼のように泥酔したはいいものの、女の子に声を中々かけられず。というのも、クラブにいる女が魅力的に見えなかった。

 

この時は仲の良い女の子と喧嘩をした後で、心に若干の蟠りがあった。

 

とは言っても、夜が更けるにつれてちょくちょく声をかけ始め、ちょくちょくLINEを交換する。

 

午前3時30分、友人とはぐれて完全に一人になったところで前同じクラブで会った男と再開。二人組の女の子を捕まえていたようで、片方を自分が担当する形に。

 

両方とも背が低めでロリっぽく中々可愛い。

 

上階のバーフロアで一緒にお酒を飲み、外に出ようと打診するも閉店まで踊りたいとのことで、付き合う。メインフロアに移動。

 

ダルいな、と思いつつも酒が入っていたこともあってかノリを合わせることができ、無事4時30分までイチャイチャしながら踊り明かす。

 

その後、難なく最寄りに2-2でタクシーで向かい、コンビニで再度酒を買い、宅飲み。ここで気づいたことが、女の子が両方とも左利き。

 

寝たフリをして家の中で1-1の状況を2つ作り出し、各々でイチャつく。

 

すると自分の担当の子が「友達がいるからできない」とのことで相方には申し訳ないが追い出す形に。その後、特別なグダリもなく交わる(着替えそうだったのであえてクラブ内で着てた服を着させたまま)。

 

クラブは、予定調和感があって嫌いだ。酒のノリで友人と行く分には楽しいが、友人が乗り気でなかったり、同じ目的同士の友人でなかったりすると酒が入っていても一気にやる気が下がる。

 

それに、女の子の質が悪い。ドーパミン放出目的なら構わないが、遊んでいる子が多く来るのでやはり性格に難のある子が多い。

 

また、経験を重ねてきて気づいたことがあるが、左利きの女の子はセ○クスが下手な傾向にある。これは自分が右利きだからかもしれないが、何故か合わないことが多い。

 

左利きの人とする右脳をガンガンと使うトークは楽しいが、彼女にする子は左利きは避けるようにする。

 

某日

 

西武新宿駅前交差点でLINE交換したマッチングアプリ帰りの子。身長160ほどでゆるふわ系。

 

その場で次会う約束を1ヶ月後に取り決める。

 

当日

 

仕事を終わらせてから新宿に向かう。

 

彼女は時間通りに現れる。

 

夜まで空いている某居酒屋に入る。

 

話を聞くと、マッチングアプリで会った人数は4人ほどでナンパについて行った経験はないとのこと。マッチングアプリはいい感じの人はいるが、2回目に繋がらないとのこと。これは勝てる。

 

いつも通り家庭環境、恋愛関係、仕事、人間関係に関して深掘りしてホテルに。○理3日目とか言われるも、時間をかけて安心させると心が解放されたようで、交差。

 

自分はマッチングアプリは久しく使用していないが、今マッチングアプリを使っている女の子は大体こんな感じなのだろうか?

 

来月から看護師として就職するということで、頑張って欲しい。

ホスト帰りの風○嬢/女が軽くなるタイミング

某日

 

いつも通り、歌舞伎町。

 

ゆっくり目に歩いてる子を中心に声をかけると、2声かけ目でhit。黒いパーカーを着たロリっぽい子。

 

話を聞くと、ホスト帰りとのこと。担当はいなく、初回で2軒ハシゴして帰るところらしい。

 

適当にホストは楽しかったか、イケメンはいたかなどのトークで繋ぐ。

 

トイレに行きたいと言っていたので、SEGAの二階に誘導する。ここのトイレが清掃中なことは予め把握済みだった。閉まっていて残念、と言った風に演技をする。

 

歌舞伎町で無料で入れるトイレはもうないので、ここしかないよね、といった感じで個室に誘導。

 

その後、特別なグダりは発生せず交差。

 

事後、話を聞くと千葉の某街で風○嬢をやっている23歳とのこと。歌舞伎町は、本当にこう言う子が多い。むしろ、歌舞伎町で働いている子なんて一握りだと思う。

 

他の男が金を払ってすることを無料でできたことに対し優越感を感じた。

 

タバコ(メビウス8mm)を率先してくれたりと、なんだかgive精神の強い子だった。

 

その子と解散した後、終電まで時間があったのでまた声をかけ続ける。経験上、1人でも持ち帰ってからの声かけは反応がいい。

 

しかし、めちゃくちゃ可愛いぴえん系のLINE交換寸前で彼氏が現れたり、他も色々あって収穫はなし。

 

持ち帰っても、その後の結果が微妙だと負けた気分になる。

 

 

某日

 

歌舞伎町。

 

この日は20時くらいから出ていたが中々うまくいかず、時刻は0時を回ろうとしていた。

 

ほぼ諦めかけていたその時、新大久保側の道にてスミノフを片手に持ったロリ系パーカー女子(また)を発見。

 

すかさず声をかけると、タバコをくれたりしてめちゃくちゃ反応がいい。終始イケメンなんて言われつつ、個室in。酔っ払っている様子だったのでリスク管理は厳重に気をつけながら。

 

入った瞬間向こうから押し倒され、混ざり合う。

 

服の上からはそんなに分からなかったが、脱がしてみるとめちゃくちゃ巨乳で驚いた。Hカップらしい。19歳で体型も全然太っていなかったので、奇跡のようだった。

 

事後トーク

 

話を聞くと結構複雑な状況だった。

 

女の子には同棲してる男がいて、その男のことが好きで、でも男には彼女がいる。それで、今はその彼女が男に会いに帰ってきているため空気を読んで一週間ほど家を出ているとのこと。マッチングアプリなどを駆使しつつ。

 

そういう話であれば、ビ○チめな女なのかなと思いつつ過去を深掘り。

 

すると、驚いたことに初体験が高2でそれから一週間前まで一回もしたことがなかったらしい。今はもうめちゃくちゃに遊びたいとのこと。

 

女が軽くなるタイミング。

 

思うに、女はヤ○マンとそうでない女が先天的に存在するのではなく、人生の時期によって遊ぶか、遊ばないかの性質が変化してくるのだと思う。その時期の長さは人それぞれだと思うけれども。

 

となると、やはり真実の愛、100%一生愛し愛されるなんてことはないのかもしれない。

看護師の卵/早○田卒の女

某日

 

新宿歌舞伎町入口にて、ニットワンピースを着た巨乳気味の韓国女子を発見。

 

「ういっす、こんばんは」

 

『...(ガン無視)』

 

「無視の修行中?」

 

『笑』

 

ガン無視を崩すのは気持ちがいい。

 

「どうせ新大久保帰りとかやろ」

 

『そう!チャミスル飲んできたとこ』

 

「なんか物足りなさそうだからこれから俺と一杯飲み行こ!」

 

『えー、また今度会ったらね』

 

きた。このために覚えてきた切り返しがある。

 

「分かった、じゃあまたね!」

 

からの。

 

5秒後

 

「おっす!久しぶり!また会ったね」

 

『www』

 

「今日はダメだろうけど後日飲みに行こうよ」

 

『えー。じゃあそれなら...』

 

LINE交換。

 

その後、定番の文句をLINEで送り難なく新宿で約束を取り付ける。ラリーで分かったことは、北海道と沖縄のクォーターであること、看護の専門学生ということ。

 

約束当日 新宿にて

 

彼女は前よりエロいニットワンピで現れた。勝ちたい。

 

「新宿どこも空いてないから〇〇(俺の最寄り)で飲も、いいよね?」

 

『まあしょうがないし、いいよ』

 

最寄りに移動すると、都合よくどこの居酒屋も満席。

 

「あそこにいい感じの公園あるからそこで飲も」

 

チャミスル缶チューハイじゃがりこ等を購入し公園飲み。

チャミスルの蓋を弾く飲みゲーを楽しんだりして。

 

看護師の国家試験トークや採血トークを挟みつつ。

 

『元彼韓国人だったんだよね笑』

『でも、私がほとんどお金出してたし束縛激しかったから私からフったの』

 

よく話す子だった。

 

『トイレ行きたいんだけど、どっかない?』

 

「あー、そこ俺の家だからせっかくだし行こ」

 

『誘い方上手すぎ笑』

 

しれっと家に搬送した後、すぐに交わる。

看護系はチョロいというが、実際当たっていると思う。結構遊んでる系の子だった。

 

終電でしっかりと帰宅させて俺はクラブへと向かった。

 

 

某日

 

歌舞伎町東宝前でマスクをつけずに立ってる子発見。服装がロリっぽい。可愛い。

 

「いやー、寒いっすね!昼あったかいと思ったら夜急に寒くなるみたいな。今週ずっとそんな感じですよね」

 

『は、はいww』

 

「こんな一人で夜風に吹かれて何してるんですか」

 

『待ち合わせがあって、あと30分後なんです』

 

待ち合わせまで時間があると開示してくれる子は勝てる。

 

「それじゃ俺と一杯飲もう、とりあえずそこのコンビニ行こ」

 

セブン前に移動。ほろ酔いを二人で飲む。

 

「寒いからそこ入ろ!」

 

個室in。

 

すぐに難なく交わる。

 

事後、判明したことが。

 

「そういえば、大学どこ?」

 

『もう卒業しましたけど、早○田なんですよね』

 

学歴が高くても軽い子はいると知ってはいたが、びっくりした。

 

その後、LINEを交換して登録名がフルネームだったのでGoogleにかけると、なんと某頭脳競技で全国優勝していることが判明。

 

『来世ではちゃんとします!』

 

個室内で申し訳程度に出た形式のグダり文句が脳裏を過った。

広島の女子大出身子/遊び人の女

2021年4月某日

 

仕事が終わった後、身なりを整えて新宿in。

 

女の子に声をかけ何回かガン無視され一服吸っていると、歌舞伎町セブン前で暇そうにしている黒髪ロリ系の子発見。

 

聞くと友達と待ち合わせをしており30分以上待たされているとのこと。さらに携帯の充電がなく、もしかすると連絡が取れなくなってしまうらしい。

 

それなら、充電できる所に行こうと打診。

 

グダ。

 

なら一杯だけ飲もう。一緒に0次会をしよう打診。

 

通る。

 

7%くらいの缶チューハイを飲みつつ話す。

 

『お兄さん絶対ホストでしょ!』

 

全身黒の服装でいたからか、めちゃくちゃ警戒される。

 

「ホストだったらお酒奢らないどころか女の子に貢がせるでしょ笑」

 

『うそ、絶対ホスト笑』

 

なんだかんだ自己紹介しつつ、警戒心を解きつつ、相手の情報を聞き出す。

広島の女子大出身の子で、今は建築系の仕事をしているという。友達と合流してからクラブに行くらしい。

 

『私建築学科だったんだよね』

 

ロリ系の見た目にしては意外だと思いつつも、自分も理系出身なことを開示して共通点トーク

 

「ちなみに、何ていう大学?」

 

『安○女子大ってとこ!』

 

聞いたことがあった。そういえば、去年の夏頃に遊んだ子が同じ大学出身だった。この大学出身の子はビ○チ気味な子が多いのか?

もちろん、そんなことは口にせず。

 

『やばい、もう充電5パー笑』

 

「そこ充電できてゆっくりできるし友達来るまで行こうか」

 

漫喫in。

 

その後は特にハプニングやグダる等は生じず、交わる。

 

鬼のように変○で動画撮影等楽しんで解散。胸が今まで見た中で一番大きさ・形ともに綺麗だった。

 

 

2021年4月某日

 

いつも通り新宿に降り立つ。渋谷でLINEをゲットした子とのデート。

事前に電話をしていたので、ある程度情報は聞いていた。全体的に、男を見る目がなさそうな印象。

 

アルタ前。

 

彼女は時間通りに現れた。黒のミニスカートにチェックのジャケット。肩掛けの黒リュック。俺の好きな系統。

 

歌舞伎町方面に一緒に歩き出すと。気づくことがある。

 

距離がとても近い。

 

そういうことか。むしろ俺が遊ばれているのかもしれないと直感。ミイラ取りがミイラになる的な。

 

50%くらいの確率で直接ホテルも行けそうだったが一応某居酒屋に入る。

 

電話で話した・聞いた内容を再確認トークしつつ好きな男の系統・性格を深掘り。

元彼の話を聞いていると

 

『私元彼ほぼ全員に浮気されて別れてるんだよね笑』

 

なんてことを言う。

 

『私、男見る目ないのかも。ってかよく言われる笑』

 

もう、今日っきり会うことはないなと確信。

 

『私ドMなんだよね』

『元彼めっちゃ変態だった』

 

なんで着いてきたのか。

 

『2週間前上野で酔っ払って記憶ないけど多分4Pしたんだよね笑』

『クラブには結構行ってるよ』

 

暇だったからだよね。

 

「そろそろ行こう」

 

他の遊び人の男と同じようにホテルに誘導し、同じように抱く。

 

事後。

 

全て分かってましたよとでも言いたそうな遊び人女特有の距離感。こちらはいくらでも擬態できるのに。でも、遊び人の女の子は事後に雰囲気でマウントを取ってくる。

 

一服しつつ、見たいと言われたので趣味で制作している創作物を見せる。

 

食いつき変わらず。

 

俺はこういう遊び人の女の子とは一生腹を割った中にはなれないし、なりたくもないということを再実感。

 

しかし、向こうから見た俺も同じだったのだろう。他の男と同じように。

 

もし、向こうも遊び人に擬態していたとしたら......?

 

恐ろしいことを考えてしまう。

 

「帰ろっか」

 

駅まで見送り解散。こういう女は後ろを振り返ることが絶対にないが、一応姿が見えなくなるまで。男だから。

 

『今日はありがとうございました!気をつけて帰ってくださいね!』

 

そういえば、高知県出身だとか言ってたな。